SCOURGE / ROAM IN PURGATORY
IMPENDING DOOM / nailed.dead .risen
飲みに行った帰りの電車はどうしてあんなにセンチメンタルになるんですかね
琴線に触れるようなチルアウトな音を求めてオーディオプレイヤーをスクロールしても
そんな曲入ってない
そんな日にはこの一枚
IMPENDING DOOM 『nailed.dead.risen』
今でこそデスコアに成り下がってしまったバンド
大体この手のバンドは1st以降はクソになりがち
ただこのバンドの1stアルバムはズバ抜けています
2007年リリース時はデスコアではなく、ブルータルデスメタルをやっていました
メロディ皆無のズルズルと引き摺り回すリフ、ハードコア寄りの疾走感と重さを兼ね備えたドラム、残虐な低音ガテラルがガッチリハマり、とにかくブルータル!!
②My Nemesis、タイトル曲の⑤nailed.dead.risenの地鳴りの様なガテラルと強烈なブラストを冒頭から炸裂させる曲や
ハードコア的な三段落としの⑨For All Have Sinnedとドラムが暴れまくってます!
特にビートダウンからファストパートへの入りが激渋です
DYING FETUSやSKINLESSなどのテキサスデスメタル勢が好きな方におすすめです
2nd以降さらに暴虐さを増したアルバムをリリースすることを期待していましたが
その願い虚しく、アルバムをリリースする度にクリアな音質になり
獣のようなガテラルは耳にスッと入ってきてスッと抜けていくフツーのシャウトに
あれだけ重く、グルーヴ感のあったドラムはこのバンドじゃなくても聴けるような音になってしまった
1stの路線を真っ直ぐ走れば良かったのに
なぜ次の駅でポップ線セルアウト行きに乗り換えてしまったのか
どうして可愛かったあの子は卒業後調子悪い時の大便みたいな金髪にしてしまったのか
そんなことを考え感情的な気持ちになりながらビートダウンに体を揺らす帰り道
今日はこの辺りで
FLESH TOMB / Torn From The Womb Of The Sky
隣に人を乗せてドライブするときの選曲で困ったことありませんか
特に相手が女性なら尚更困ります
まずシャウトが入ってるとアウトって時点でお手上げ状態
とりあえず日本語のやつを探しても流行りについていけない
困った挙句、自称女心がわかるという友達に聞くと
女なんてものはテイラースイフトかけときゃイチコロよ!
なるほど!あざす!
その足でツ◯ヤに駆け込みレンタルし
準備万端で当日を迎えることができました
ネバーネバー、ネバーネバー言いまくる曲のところで
『この曲、失恋のあとの歌なんだよね。元彼思い出しちゃうから、この曲聴くとテンション下るわ。。』
は?
は?
知らんがな!
大体失恋の曲の割に明るい曲調やないかい!
そんでお前絶対英語わからんやろ!どうやって感情移入しとんねん!ネバーネバーの部分か!?
失恋のショックは西野カナで震えて癒しとけよ!
ドライブのときは相手が誰であっても自分の好きな曲を聴くべきだと思います
それがデスメタルであっても、それをおすすめできる相手とドライブすればいいだけであって
聴きたくもない音楽をツタ◯で借りてまで聴かなくてもいいんです
他人のウケなんてどうでもいいんです
そんなドライブの選曲で悩んでいる人の今日の1枚
FLESH TOMB『Torn From The Womb Of The Sky』
ビートダウンハードコアをベースにOBITUARY直系のオールドスクールデスメタルを味付けに加えたような極悪過ぎるバンドです!
MERCY BLOWやMUTILATEといったハードコアバンドのメンバーで結成されたということもあり、やってることはビートダウンハードコアです
OBITUARYのようなドロドロと擦り潰すロウなリフと、落とし過ぎないスラミングパートが見事に融合し、極悪なサウンドを聴かせてくれます
こんなバンドいたのかと感心していましたが、DEVOURMENTとINTERNAL BLEEDINGのメンバーが在籍していると知り、そりゃカッコイイわけだと納得しました(笑)
ビートダウンハードコアは軽くて苦手というスラミングデス好きにもおすすめな一枚です!
充実したドライブを
WAKING THE CADAVER / REAL-LIFE DEATH
人生ってのは初めての連続だと思うんですよね
はじめてのドライブ、はじめてのお酒、はじめてのケンカ
私のはじめてのライブはコカ◯ーラの応募券で当たったHYのライブだったんですよね
当時はまだ高校生でライブなんて行ったことなかったので、誰といっていいかわからず友達と男二人で行ったんですよ、HYのライブに
あの頃はカラオケでHYさえ歌っておけば何とかなるってくらい人気で
数日前から無駄に歌詞覚えたりしてドキドキのワクワクだったんですよね
ライブ当日はライブ会場の場所がわからず開演ギリギリでやばいやばいって走ったのを覚えてます
焦りながらも内心ワクワクが半端なくて、これがライブ前かーって思ってました
いざ、ライブ会場に入ると右も左も前も後ろも女性ばかりで男がいねぇ!!
大体が女友達の仲良しグループみたいな連中で遠くの方に見える男は彼女連れだったり
明らかにヤバそうなおっさんだったり
大丈夫かな俺たちって不安になったり
でもライブが始まったらきっと何とかなるはずと信じて開演を待ちました
〰開演〰
オープニングはアップテンポの曲で周りがワーって湧いて、前後左右の女が長い髪を振り乱してリズムに合わせて飛んだら跳ねたり
その度に顔に髪が絡みついてきて、払って、絡みついて、払って、曲が耳に入ってこない
そんなことしている間にバラードがはじまり
前後左右の女が一斉に号泣し出して
またアップテンポになったら扇風機ヘドバンにまた囲まれて
ライブの内容は一切入ってこず
覚えているのは号泣扇風機だけ
二度とライブなど行くかと帰り道に二人で誓いました
しかし、その5年後にBEHEMOTHのライブでまさか自分が扇風機の一員になっているなんて思ってもいなかったです
話が逸れました
はじめて記念日の話ですが、はじめてを祝う日はこの一枚
WAKING THE CADAVER『REAL-LIFE DEATH』
下水道系ガテラルにダラダラとスラミングパートを繰り返すだけ曲ばかりで飽和状態になっていたスラミングデス界隈に一石を投じ、ビートダウンハードコアにも影響を与えたアルバム
スラミングデスって下水道みたいなボーカルがゴボゴボ何言ってるかわからない
スラミングパートまでの展開が単調でドゥルンドゥルン鳴ってるだけでつまらない
機械的なドラムでグルーヴがないんでしょ
そもそもベースがいるかどうかもわからない
そんな人に是非聴いてほしいです
割と聞き取れるガテラルにグルーヴ感のあるハードコア調の展開から激重スラミングパートでしっかり緩急をつけ
ファストパートでは普通の(?)ガテラルを使い
スラミングパートでは下水道ガテラル(ゴボゴボ言うやつ)とを使い分けメリハリをつけることで
ファストパートはスピード感マシマシ
スラミングパートはブルータル度マシマシ
味濃いめ、油少なめ、麺固め、ブルータル濃いめになっています
全曲を通してキャッチーなリフが多く、はじめてのスラミングデスにおすすめです
CHAMBER OF MALICEやSNATCH CLUB、NO ZODIACなどのビートダウンハードコア好きの方もハマると思ったところで
今日はここまで!