WAKING THE CADAVER / REAL-LIFE DEATH
人生ってのは初めての連続だと思うんですよね
はじめてのドライブ、はじめてのお酒、はじめてのケンカ
私のはじめてのライブはコカ◯ーラの応募券で当たったHYのライブだったんですよね
当時はまだ高校生でライブなんて行ったことなかったので、誰といっていいかわからず友達と男二人で行ったんですよ、HYのライブに
あの頃はカラオケでHYさえ歌っておけば何とかなるってくらい人気で
数日前から無駄に歌詞覚えたりしてドキドキのワクワクだったんですよね
ライブ当日はライブ会場の場所がわからず開演ギリギリでやばいやばいって走ったのを覚えてます
焦りながらも内心ワクワクが半端なくて、これがライブ前かーって思ってました
いざ、ライブ会場に入ると右も左も前も後ろも女性ばかりで男がいねぇ!!
大体が女友達の仲良しグループみたいな連中で遠くの方に見える男は彼女連れだったり
明らかにヤバそうなおっさんだったり
大丈夫かな俺たちって不安になったり
でもライブが始まったらきっと何とかなるはずと信じて開演を待ちました
〰開演〰
オープニングはアップテンポの曲で周りがワーって湧いて、前後左右の女が長い髪を振り乱してリズムに合わせて飛んだら跳ねたり
その度に顔に髪が絡みついてきて、払って、絡みついて、払って、曲が耳に入ってこない
そんなことしている間にバラードがはじまり
前後左右の女が一斉に号泣し出して
またアップテンポになったら扇風機ヘドバンにまた囲まれて
ライブの内容は一切入ってこず
覚えているのは号泣扇風機だけ
二度とライブなど行くかと帰り道に二人で誓いました
しかし、その5年後にBEHEMOTHのライブでまさか自分が扇風機の一員になっているなんて思ってもいなかったです
話が逸れました
はじめて記念日の話ですが、はじめてを祝う日はこの一枚
WAKING THE CADAVER『REAL-LIFE DEATH』
下水道系ガテラルにダラダラとスラミングパートを繰り返すだけ曲ばかりで飽和状態になっていたスラミングデス界隈に一石を投じ、ビートダウンハードコアにも影響を与えたアルバム
スラミングデスって下水道みたいなボーカルがゴボゴボ何言ってるかわからない
スラミングパートまでの展開が単調でドゥルンドゥルン鳴ってるだけでつまらない
機械的なドラムでグルーヴがないんでしょ
そもそもベースがいるかどうかもわからない
そんな人に是非聴いてほしいです
割と聞き取れるガテラルにグルーヴ感のあるハードコア調の展開から激重スラミングパートでしっかり緩急をつけ
ファストパートでは普通の(?)ガテラルを使い
スラミングパートでは下水道ガテラル(ゴボゴボ言うやつ)とを使い分けメリハリをつけることで
ファストパートはスピード感マシマシ
スラミングパートはブルータル度マシマシ
味濃いめ、油少なめ、麺固め、ブルータル濃いめになっています
全曲を通してキャッチーなリフが多く、はじめてのスラミングデスにおすすめです
CHAMBER OF MALICEやSNATCH CLUB、NO ZODIACなどのビートダウンハードコア好きの方もハマると思ったところで
今日はここまで!